膝をまっすぐ曲げる習慣を!リアラインシューズの効果とは
「膝をまっすぐ曲げる」
一見するととてもシンプルに思える動作ですが、実は多くの人が正しくできていないのをご存知でしょうか?特にランニングやスポーツを続けている方の中には、無意識に膝が内側や外側にぶれて曲がってしまい、その結果、膝に大きな負担をかけているケースが多く見られます。
そんな基本動作の改善に役立つのがリアラインシューズです。
リアラインシューズとは?

リアラインとは、re(再び)、align(配列する)を合わせた言葉で、歪みや誤った動きをしている関節を正しい(理想的な)状態に整えることを意味して作られた概念です。
膝や足首の歪みを整えながら、理想的な関節の状態を築き、筋肉を鍛えることのできるトレーニング器具です。運動能力を最大限に引き出し、パフォーマンスを改善します。膝関節用と足首用の2種類があります。
膝用 | 足関節用 | |
種類 | ![]() |
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股関節や足関節のねじれを矯正し、中殿 筋や内側広筋など重要な筋を効果的に強化することができます。膝がまっすぐに曲がるよう矯正するには、つま先〜骨盤まですべての関節における ねじれや歪みを整え、その周辺の筋肉が適切なタイミングで働くように再教育しなければなりません。 | 足関節の骨を理想的な位置に誘導し、捻挫予防に不可欠な筋肉を強化、さらには足関節〜股関節まで下肢全体の固有受 容機能を改善します。足の親指側(母指球)にしっかりと体重を乗せやすい状態に安定させて、ねんざを予防することができます。 足首の靱帯に弛みが生じても、足首は • 「骨のかみ合わせ=関節適合性」 • 「筋肉の働き=筋力」 • 「足首の状態をモニターする働き=固 有受容機能」 の改善によりかなり安定させることができます。 |
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目的 | 膝をまっすぐ曲げることを習慣化させる • 膝関節の怪我のリハビリテーション • 膝関節の安全対策トレーニング • トレーニング前のウォーミングアップ • ブレのない下半身作り • アライメント修正によるパワー発揮増大 |
膝用で足全体を調整した上での足首鍛錬 • 足関節の怪我のリハビリテーション • 拇趾球荷重の動作パターン学習 • 急激なストップ動作力の向上 • カッティング動作の向上 |
効果 | • 正しい筋活動、動作パターンの習得 • 筋の活動量増大 • 片足スクワットにおける膝外反の矯正 • パフォーマンスの向上 |
• 距骨下関節回内筋の活動量増大 • 拇趾球荷重の動作パターン習得 • サイドステップ動作の改善 |
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?
ランナー膝は、ランニングやジャンプ動作などで膝の外側に痛みが出る「腸脛靭帯炎」のことを指します。
原因は繰り返される膝の屈伸による摩擦で、特に膝が正しい軌道で動いていない場合、負担が集中して炎症が起こりやすくなります。
主な症状
・膝の外側の痛み
・走行中や階段の昇降での違和感
・休むと痛みが軽減するが、運動を再開すると再び痛みが出る
・リアラインシューズを使ったリハビリの効果
ランナー膝のリハビリにリアラインシューズを取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
・膝の動きを正しい軌道に誘導する
・膝周囲の筋肉バランスを整える
・再発しにくい動作習慣を身につける
実際に使用することで、膝を守りながら走れるフォームを獲得でき、痛みの改善と再発予防の両方に役立ちます。
当院での取り組み
当院では、ランナー膝をはじめとするスポーツ障害のリハビリに精通しています。
国家資格を持つスタッフが一人ひとりの膝の状態をチェックし、最適なトレーニングプランを提案いたします。

「走ると膝の外側が痛む」「ランナー膝を繰り返してしまう」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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