腹部への鍼治療|消化器・自律神経・女性特有の不調を整える
腹部への鍼治療の目的と効果
1. 消化器系の調整
腹部の鍼治療は、胃腸の働きを整えることを目的としています。
食欲不振・胃もたれ・便秘・下痢など、さまざまな消化器症状に対応します。
代表的なツボには、中脘(ちゅうかん)・天枢(てんすう)・関元(かんげん)などがあり、胃経や脾経の流れを整えることで消化機能の改善を促します。
2. 自律神経の安定
腹部には副交感神経が多く分布しており、鍼刺激によってリラックス作用が得られます。
ストレス性胃腸障害・イライラ・不眠など、心身の緊張が関係する症状の緩和に有効です。
深い呼吸を促す施術により、自律神経のバランスが整いやすくなります。
3. 女性特有の症状へのアプローチ
下腹部(丹田周辺)への鍼刺激は、子宮や卵巣の血流を改善します。
生理痛・月経不順・更年期障害・不妊症など、女性特有の症状に対して自然な回復をサポートします。
ホルモンバランスの乱れや冷えにも効果的です。
4. 全身のバランス調整
「お腹は体の鏡」とも言われるように、腹部の状態(硬さ・冷え・張り)から全身の不調を読み取ることができます。
腹部への施術により、免疫力の向上・冷えの改善・疲労回復など、全身のコンディションを整えることが可能です。
主に使われる代表的なツボ
- 中脘(ちゅうかん):みぞおちとおへその中間。胃腸の働きを整え、胃もたれや食欲不振に。
- 天枢(てんすう):おへそから左右に指3本分。便秘・下痢・月経痛などに。
- 関元(かんげん):おへそから下に指3本分。下腹部の冷え、月経不順、元気の回復に。
- 気海(きかい):おへそから下に指2本分。気力の補充、全身の活力向上に。
まとめ
腹部の鍼治療は、単にお腹の症状を和らげるだけでなく、全身のバランスを整える中核的な治療法です。
冷え・ストレス・消化器不調・月経トラブルなどに対して非常に効果的で、自然治癒力を高めるサポートをします。
ただし、体質や体調に合わせた施術が重要なため、経験豊富な鍼灸師にご相談ください。

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