【健康コラム】夏のサンダルによる痛いタコ・ウオノメ、足の裏対策について徹底解説!
夏の季節になると、裸足でサンダルを履く機会が増え、足の裏にできる魚の目(ウオノメ)やタコが気になることがあります。放置すると歩けないほどの痛みを感じることも。足の裏の異変に気づいた際になるべく対処したいですよね。
これらの足のトラブルは、外見的には小さな問題のように思えるかもしれませんが、痛みや歩行の不便さを引き起こすことがあります。
そのため、正しい知識と予防策を持つことは、足の健康を維持するために重要です。次の項目からは、夏のサンダルによる魚の目やタコの発生の理由、特徴、対策、ケア方法について詳しく解説していきます。
- 1.ウオノメ・タコとは?
- 2.痛いだけじゃない!ウオノメ・タコは誘発する体への影響
- 3.発する体への影響
- 4.魚の目・タコができやすい人の特徴
- 5.魚の目・タコ対策
- 6.魚の目・タコができてしまった時のケア
- 7.ウオノメ・タコの治療とは?
- 8.まとめ
1.ウオノメ・タコとは?
ウオノメとタコとは具体的に何なのでしょうか?
ーウオノメ(魚の目)ー
ウオノメは、足裏の皮膚が異常に厚くなり、中心に黄色や灰色の核がある硬い塊ができる症状です。これは、足裏の摩擦や圧力によって皮膚が異常成長することで発生します。症状としては魚の目が小さいうちは乾燥や硬化が気になる程度ですが、核がある硬い塊は大きくなり皮膚の奥へ食い込むと神経を圧迫して歩けないほどの激痛を伴うこともあります。
ータコー
タコは、主に足の指の間や足裏にできる硬い塊です。ウオノメと同様に、摩擦や圧力によって皮膚が異常成長することで形成されます。足指同士の摩擦が起きやすい場所や、足裏の特定の部位にタコができることがあります。症状としては外側へ皮膚が硬化し感覚が鈍くなることがあります。
2.痛いだけじゃない!ウオノメ・タコは誘発する体への影響
立ったり歩いたりする動作は、人にとって非常に重要な機能です。
足底にあるタコやウオノメ、外反母指、巻き爪などは、実は美容だけではなく健康にも影響します!
人間の足裏には「メカノレセプター」という、足低が接地した部分の情報を脳に届ける感覚受容器があります。
感覚受容器の役割とは、足裏を地面につけたことを認識して体を支えるために全身の筋肉へ脳が指令を出す最初の機能です。
一瞬ですが私たちの脳は感覚から情報を得て様々な指令を出しているので体を自由に使うことができています。
足にできたタコやウオノメなどは、足底の感覚受容器の活動を低下させ、そして痛みを避けるために歩行動作が崩れ、筋肉に余計な緊張が入ります。結果として立位・歩行バランスが崩れてしまいます。
そのため、これらのバランスが崩れてしまうと、肩こりや頭痛、神経痛、腰痛になりやすくなってしまうのです。
3.夏のサンダルとの関係
夏の季節になると、多くの人々が涼しさと快適さを求めてサンダルを愛用します。しかし、その利便性とは対照的に、サンダルが原因となって足裏のタコや魚の目(ウオノメ)が発生することがあります。
主な理由は、足とサンダルの間で発生する摩擦と圧力です。サンダルは裸足で履くことが多く、足の裏を覆わず、足指が露出しているため、歩行時に足の裏がサンダルと直接接触します。この摩擦により、皮膚が刺激を受けて異常な細胞の成長が始まり、タコや魚の目が形成されることがあります。
特に、サンダルの底が硬く、足裏に過度の圧力をかける場合、魚の目のリスクが高まります。また、サンダルの紐やストラップが足の皮膚とこすれることによっても、魚の目が発生することがあります。
そのため、サンダルを選ぶ際には、クッション性のあるインソールや足にフィットするデザインのものを選ぶことが重要です。
4.魚の目・タコができやすい人の特徴
足の裏に魚の目やタコができやすい人には、特定の特徴が見られることがあります。これらの特徴を理解することで、予防策を取ることができ、足の健康を維持する手助けとなります。
* 高アーチの足: 高アーチの足は、足裏の中央部分に余分な圧力がかかりやすい傾向があります。これによって、足裏の皮膚が摩擦や圧力に対して敏感に反応し、魚の目やタコが発生する可能性が高まります。
* 歩行の乱れ: 歩行時に足に均等な圧力がかかっていない場合、特定の部分に過度な圧力がかかることがあります。歩行パターンが乱れていると、足の裏に負担が集中し、魚の目やタコの発生リスクが高まります。
* 過度の摩擦: 足裏と靴の間で摩擦が生じる状況が多い人も、魚の目やタコができやすい傾向があります。特に、サンダルなどの足指が露出している靴を長時間使用する場合、皮膚への摩擦が増加し、問題が発生する可能性が高まります。その他に爪先へ体重がかかるパンプスや新品の革靴を履く場合に症状が出やすいです。
* 足指の形状: 足指同士が密着している人や、指の間に余分な皮膚がある人は、足裏で摩擦が生じやすいため、魚の目やタコができやすいと言えます。
これらの特徴を持つ人は、魚の目やタコの発生リスクが高いため、予防策を積極的に取ることが重要です。適切なインソールを使用して足のアーチをサポートし、靴選びに注意することで、足の負担を軽減できます。また、歩行パターンの改善や足の保湿なども、魚の目やタコの予防に役立つ方法です。自身の足の特徴を理解し、適切なケアを行うことで、快適な足を保つことができます。
5.魚の目・タコ対策
魚の目やタコを予防するためには、適切な対策を取ることが重要です。以下に、魚の目やタコができにくい対策を詳しく解説します。
* 適切な靴選び: 足に合った靴を選ぶことは最も重要な対策の一つです。クッション性のあるインソールを備えた靴や、足の形状に合ったサイズの靴を選びましょう。特にサンダルを選ぶ際は、底が柔らかく足にフィットするものを選ぶことが大切です。
* 適切な靴のサポート: 高アーチや低アーチの場合、適切なアーチサポートのある靴を選ぶことで足への負担を軽減できます。靴の中敷きをカスタマイズしてアーチをサポートする方法もあります。
* 足の保湿: 足の皮膚を適切に保湿することで、摩擦や圧力による魚の目やタコの発生リスクを軽減できます。特に夏季は、乾燥が進みやすいため、足の保湿を怠らないようにしましょう。
* 靴の適切な合わせ方: 靴を履く際に、足指やかかとが靴にこすれることがないように注意しましょう。靴が適切に合わないと、摩擦による皮膚の異常な成長が引き起こされる可能性があります。
* 足のマッサージとストレッチ: 足の筋肉を緩めるために、定期的な足のマッサージやストレッチを行うことが大切です。これにより、足裏の筋肉の緊張が緩和され、魚の目やタコの発生を予防できます。
* 適度な休息: 長時間の歩行や立ち仕事をする場合は、適度な休息を取ることが重要です。足に過度の負担がかかると、皮膚の異常な成長が起こるリスクが高まります。
これらの対策を組み合わせることで、魚の目やタコの発生リスクを低減し、足の健康を維持することができます。予防策を積極的に取り入れて、夏のサンダルを楽しむ際に足裏のトラブルを避けましょう。
6.魚の目・タコができてしまった時のケア
魚の目やタコができてしまった場合、適切なケアを行うことで症状の緩和や改善が期待できます。以下に、魚の目やタコができてしまった時のケア方法を詳しく説明します。
* 専用の薬剤やパッチの使用: 薬局などで入手できる魚の目やタコ専用の薬剤やパッチを使用することで、症状を軽減できることがあります。これらの製品には皮膚を柔らかくする成分が含まれており、魚の目やタコをやわらかくして取り除きやすくします。使用方法に従って適切に利用しましょう。
* 足浴: 温かい水に塩を加えた足浴を行うことで、魚の目やタコを柔らかくし、取り除きやすくすることができます。約15〜20分ほど足を浸けることで、皮膚の硬さを和らげることができます。
* やすりやピーリング剤の使用: 専用のやすりやピーリング剤を使用して、魚の目やタコの表面の硬い皮膚を削ることができます。ただし、過度な圧力をかけないように注意し、皮膚を傷つけないように工夫して行いましょう。自身で行う場合は怪我のリスクもあるため患部を削る際はなるべく専門家に依頼しましょう。
* 保湿: 魚の目やタコができた部分を保湿クリームやローションでケアすることで、皮膚を柔らかく保ちます。保湿することで皮膚の再生が促進され、症状の改善が期待できます。
自己処理においては、過度な力をかけず、皮膚を傷つけないように注意することが大切です。また、症状が改善されない場合や痛みが強い場合は、専門家の診察を受けることをおすすめします。
7.ウオノメ・タコの治療とは?
当院では、ウオノメ・タコをはじめとしたフットケアの治療を行っています。患部の治療とともに足裏症状を庇うことで発生してしまった無意識の体の歪みを臨床家が評価し矯正することや、魚の目ができにくい歩行指導、その方にあったインソール作りも可能です。また、鍼灸・整骨を必要とするその他の治療も同時に行うことができます。
≪ドイツ式フットケア≫
魚の目・たこのお手入れにはドイツの専用機器を使用するので肌を傷つけず痛みがなくスッキリ芯を除去できます。 もちろんお手入れ後もすぐに歩いてお帰りになれます。分厚い爪、がたつきのある爪も専用機器でキレイに整え、爪をツルツルピカピカに仕上げます。
- 1.状態の確認
- 2.状態に応じてフットバス
- 3.足裏を清潔にする
- 4.フットケアファイルで古くなった角質を取る
- 5.専用機械を使用し細部を削っていきます
- 6.保湿
角質の肥厚や魚の目、たこなど症状の出る場所は人それぞれ違います
主な原因として、歩行・歩行時の重心のかけ方の違い・足裏のアーチの崩れ・サイズの合わない靴を履いている・外反母趾・内反小趾・偏平足など…ほかにもありますが、このような生活環境や動作と深く関係が結びつくことが多くあげられます。 その時だけの改善ではなく、その方の日々の生活において何が原因となっているのか、その後の生活の環境や動作が変わらないと時間がたつにつれ同じ症状を繰り返すことがあります。そのため当院では専門家がしっかりとヒアリングし、アドバイスや指導を行いその後の症状改善に努めています。
8.まとめ
夏のサンダルは快適でおしゃれなアイテムですが、魚の目やタコの問題を引き起こすこともあることを忘れずに。適切なケアと予防策を取り入れることで、健康な足を保ちましょう。
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