【健康コラム】日常的に激しい”めまい”に悩まされる方へ|眩暈の正体と対策

眩暈は、生活の妨げになったり不安やストレスを増加させたりと、あらゆる問題を感じさせ、さらにはその原因も様々に考えられるため、対処が難しいとされる症状です。しかし、眩暈の症状は「身体からのサイン」です。大きな病が隠れている可能性もありますし、早期の対処で快適な生活を取り戻せる可能性もあります。
今回はめまいにお悩みの方へ、その正体や対策、治療方法について紹介して行きます。

記事内容
  • 1.眩暈の正体
  • 2.眩暈が起こった時の対処法
  • 3.眩暈の予防・対策
  • 4.眩暈改善のためにできる治療
  • 5.まとめ

1. 眩暈の正体

めまいには、回転性・浮動性・動揺性・失神性発作などの種類があります。
その中でも、突然の激しい眩暈、頭痛、嘔吐の三拍子を伴う場合は、危険を伴う場合もある為、脳に異常がないか早期に検査することが重要になります。
しかし、多くの場合、内耳にある『半規管』と 『耳石器』と呼ばれる、平衡感覚に問題が起こり生じる、良性発作性頭位眩暈症(BPPV)である可能性が高いです。
特に、女性に多く、女性ホルモンの低下により耳石がはがれやすくなる為に起こると考えられています。
その他にも眩暈の原因は様々にありますので以下に紹介していきます。

① めまいの症状

めまいは、次のような症状を含むことがあります。

回転性…ぐるぐると目がまわるようなめまい 
    代表的な病気:良性発作性頭位めまい症・メニエール病

浮動性・動揺性…フワフワ浮いているようなめまい(乗り物酔いに似ている)
        代表的な病気:脳血流障害に関わるもの・高血圧・鬱

失神性発作…目の前が真っ暗になるようなめまい
      代表的な病気:起立性調節障害・不整脈

上記の眩暈と同時に以下の症状が起こることもあります。
・吐き気
・耳鳴り
・均衡感覚の喪失 など

眩暈症状の診断には、眩暈の種類・その強度・同時に起こっている症状の3つを明確に訴えることが重要になります。

② めまいの原因

めまいはさまざまな原因によって引き起こされます。主な原因として以下のような要因が考えられます。

ー内耳の問題ー
内耳にある前庭器官の異常や炎症がめまいを引き起こすことがあります。

ー血管の問題ー
血管系の疾患、特にめまいを引き起こす前庭動脈の問題や血圧の急激な変動がめまいの原因となります。

ー中枢神経系の障害ー
脳や脊髄に異常がある場合、中枢神経系によるめまいが発生することがあります。

ーストレスー
長期間のストレスや不安が自律神経に影響し、めまいの原因となることがあります。

めまいの原因を特定するためには、適切な医師の診断が必要であり、原因に応じた適切な治療や対策を行うことが重要です。場合によっては、CTやMRI診断が必要な場合もありますので、まずは西洋医学の病院に受診しましょう。

2. 眩暈が起こった時の対処法

突然のめまいが起こった場合、冷静に対処することが重要です。
以下は、めまいが発生した際の対処法です。

○座る・横になる・頭の位置を安定させる
まず、めまいが発生したら、安全な場所に移動して座るか横になるようにしましょう。これにより、転倒やけがを予防します。また、頭の位置を物や手で支えてあげましょう。

○目を閉じる・部屋を暗くする
目を閉じることで、視覚情報と平衡感覚の情報が一致しやすくなります。これはめまいを和らげるのに役立ちます。

○深呼吸をする
深呼吸を行い、ゆっくりとした一定のリズムで呼吸することで、心拍数を落ち着かせ、不安感を軽減できます。パニックがめまいを悪化させる可能性があるため、できるだけリラックスしましょう。

○急激な動きを避ける・乗り物から降りる
首や体を急激に動かさないように心がけましょう。急な動きはめまいを悪化させることがあります。

○水分を摂る
水分不足でめまいが起こっている可能性もあります。少量で大丈夫ですので、身体を休めて落ち着いてきたら水分補給を行いましょう。

頻繁に眩暈が起こりやすい人は、上記の対処法をメモしておいたり、身近な人に共有しておきましょう。

3. 眩暈の予防・対策

めまいの対処方法は原因によって異なる場合があるので、担当医師や治療家からアドバイスをもらうことが最も有効的です。
今回は、眩暈が起こりやすい人が気をつけたい生活習慣について紹介します。

①ストレス管理を行う
かるい運動や音楽を聴く、ストレッチや心が喜ぶ食事、瞑想など、ご自身を労る時間を作りストレス管理を行いましょう。

②適度な運動
適度な運動は血液循環を改善し、体のバランス感覚を強化します。ウォーキングやヨガなどの運動を定期的に行うことで、めまいを予防できます。

③適切な食事
血糖値が急激に上下することを避け、食事のタイミングや内容に気を付けましょう。血の巡りを改善するために温かい食事や生姜などの薬味、レバーなどの鉄分、水分補給を意識しましょう。

④耳の健康
大音量を避けたり、耳の定期検診を受けるなどして耳の健康維持に努めましょう。

⑤お酒を控える
アルコールは、平衡感覚を乱してめまいを起こしやすくなります。

4. 眩暈改善のためにできる治療

東洋医学
東洋医学

眩暈の治療は原因によって変わってきます。
まずは以下の手順で進めましょう。

1)受診
まずは、耳鼻咽喉科・内科の病院に受診し、診察を受け、適切な診断によって原因を明確にしましょう。脳に関わる病気など命に関わる病気の場合は、医師の指示で治療を行いましょう。慢性症状の緩和・原因不明・自律神経症状の場合は2)に進みましょう

2)自律神経調整・鍼灸でのアプローチ
めまい症状の緩和や体質改善のアプローチには鍼灸がおすすめです。
眩暈を緩和するには、以下のツボ・反応点が有効的です。

耳周囲:和髎(わりょう)、完骨、頭竅陰(あたまきょういん)、翳風(えいふう)
後頸部:風池

肩背部:肩井

ご自身での指圧にもおすすめです。

当院の場合は、西洋医学的アプローチを行い、なるべく原因に直接働きかけられるような治療を提供しています。

例えば、自律神経・末梢血流診断機にて、ご自身の自律神経バランスを数値化したり、血流測定によってアプローチ方法を的確に定めて行きます。その他に2Dエコーによって脳内血流に関わる胸鎖乳突筋の状態を観察し、脳血流を改善する治療が必要なのかを見極めます。

国家資格を持った臨床家と医療的機器や診断機によって、適正価格で医療的な介入を行うのがメディカルジャパンの治療です。

まとめ

めまいは日常生活に不便をもたらす症状ですが、その原因や対策を理解することで、改善の可能性が高まります。めまいに悩まされている方は、早めに医師の診察を受け、適切な対策を講じることが大切です。正しい情報と指導を受けて、健康的な日常生活を取り戻しましょう。

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