【美容コラム】知っておきたい!<美白ケア>夏と冬の紫外線量の違い

美白ケアは、外見的要素だけでなく将来の肌の健康のためにも重要です。
「年中日焼け対策をしたほうがいい」ということは皆さんもよくご存知だとは思いますが、毎日日焼け止めを塗ったり日傘を使うことはかなり大変です…
今回は、なぜ年中通して美白ケアが推奨されているのかを様々な項目に分けて解説していきます。

記事内容
  • 1.日焼けとは?
  • 2.日焼けによるデメリット
  • 3.日焼けによるメリット
  • 4.季節ごとの紫外線量
  • 5.季節によって紫外線量が異なる理由
  • 6.美白ケア
  • 7.当院でできるサポート

1.日焼けとは?

日焼けは、皮膚が太陽の紫外線にさらされることで生じる皮膚の反応です。
紫外線による皮膚への影響は、さまざまな過程と反応によって引き起こされます。
以下は、紫外線が皮膚に及ぼす主要な影響のいくつかです。

ーメラニンの生成ー
紫外線が皮膚に照射されると、皮膚内の特定の細胞であるメラノサイトが刺激され、メラニンという色素の生成が増加します。メラニンは紫外線からの保護の一部として機能し、紫外線を吸収・散乱し、皮膚を守る役割を果たします。これにより、皮膚が日焼けし、褐色または赤褐色になります。

ー紫外線損傷ー
紫外線が強い場合皮膚細胞に損傷を与えることがあります。これにより、DNAや細胞構造が傷つく可能性があり、長期間にわたって紫外線暴露が続くと、皮膚の老化や皮膚ガンのリスクが増加します。

ー日焼けー
紫外線にさらされると、一時的な日焼けが起こります。これは、血管が拡張して血液の流れが増加し、肌が赤くなり、炎症を起こす反応です。これに伴い、日焼けは痛みやかゆみを引き起こすことがあります。

ー皮膚の乾燥ー
紫外線は皮膚の水分を奪い、乾燥を引き起こすことがあります。これは肌の感触を粗くし、不快感を引き起こすことがあります。

ー皮膚の老化ー
長期間にわたる紫外線暴露は、肌の老化を促進する可能性があります。これにはしわ、しみ、たるみなどが含まれます。

2,日焼けによるデメリット

ー美容的なデメリットー

・シミや色素沈着
日焼けによって肌が紫外線に曝されると、メラニンと呼ばれる色素が生成され、肌の色が不均一になり、シミや色素沈着が生じる可能性があります。これらの斑点は肌を不均一にし、肌の美しさを損なうことがあります。

・しわやたるみ
長期間にわたる紫外線暴露は、肌の弾力性を減少させ、しわやたるみの発生を促進する可能性があります。特に顔や首の周りにしわが現れることがあります。

・肌の老化
紫外線は肌の老化を早める要因の一つです。肌の老化はシミやしわだけでなく、肌の弾力性の低下や毛穴の拡大など、美容的な問題を引き起こすことがあります。

・日焼けの痕跡
水ぶくれやかさつき、赤みなどの日焼けの症状が治癒する際に、肌に痕跡を残すことがあります。これらの痕跡は美容上好ましくありません。

・くすみ
日焼けによって肌がダメージを受けると、肌の明るさが失われ、くすみが生じることがあります。

ー健康的デメリットー

・皮膚ガンリスク
紫外線暴露による最も深刻な健康的デメリットの一つは、皮膚ガンのリスクの増加です。長期間にわたる紫外線暴露は、悪性黒色腫(メラノーマ)、基底細胞癌、扁平上皮癌などの皮膚ガンの発症リスクを増加させる可能性があります。

・早期老化
紫外線は肌の老化を促進し、しわ、しみ、たるみなどの早期老化の兆候を引き起こす可能性があります。肌の弾力性が低下し、健康的な肌の見た目が損なわれることがあります。

・アレルギー反応
日焼けによって皮膚が炎症を起こし、かゆみ、発疹、湿疹などのアレルギー反応が生じることがあります。これは特に日焼けが重度の場合に起こりやすいです。

・光線皮膚炎
過度の日焼けによって、皮膚が急激に炎症を起こす光線皮膚炎が発生することがあります。これは水ぶくれ、痛み、かゆみを伴うことがあります。

・光老化
紫外線は肌の光老化を引き起こし、肌の質感やトーンを損なうことがあります。これには肌の粗さや不均一性が含まれます。

・光線角化
長期間の紫外線暴露によって、皮膚の表面に硬化した層(光線角化)が形成され、肌がざらつき、粗くなることがあります。

・良性腫瘍
日焼けによって、良性の腫瘍である「太陽性ケラトーシス」が発生することがあります。これは、皮膚の小さな隆起や粗い斑点として現れることがあり、治療が必要な場合があります。

これらの健康的デメリットから、紫外線からの適切な保護が重要です。日焼け止めの使用、遮光帽の着用、日陰での過ごし方、紫外線の強い時間帯の外出を避けることが、健康的な皮膚を維持するために大切です。

3,日焼けによるメリット

紫外線は適切な量と適切な対策を取る場合、いくつかの健康的なメリットを提供することがあります。

・ビタミンD生成
紫外線B(UVB)は皮膚に照射されると、ビタミンDの前駆体である7-デヒドロコレステロールを活性化し、ビタミンDを生成します。ビタミンDは骨の健康をサポートし、免疫システムの正常な機能に必要です。

・抗うつ効果
日光にさらされることは、セロトニンという神経伝達物質の産生を増加させ、気分を改善し、抗うつ効果を持つとされています。これは季節性情動障害(季節性の抑うつ症状)の緩和にも関連しています。

・免疫強化
適切な紫外線暴露は、免疫システムの一部であるT細胞の活性化を促進し、感染症に対する免疫応答を向上させる可能性があります。

・精神的健康向上
太陽の光を浴びることは、リラクゼーションやストレス軽減に寄与し、精神的な健康を向上させることがあります。

ただし、これらのメリットは過剰な紫外線暴露からくるリスクを避けつつ、バランスの取れた方法で利用することが重要です。

4.季節ごとの紫外線量

紫外線の強度は季節によって異なり、日差しの角度、日照時間、地理的位置などの要因に影響されます。以下に、春夏秋冬それぞれの紫外線強度をSPF数値で表現し、各季節の特徴を説明します。SPF(Sun Protection Factor)は、紫外線からの肌の保護力を示す指標です。

ー春(Spring)ー
紫外線強度:SPF 15 – 30
特徴:春は紫外線が増加してくる季節ですが、まだ夏ほど強くありません。日中の日差しは温かいことが多いが、まだ暖かさに慣れていないため、紫外線対策が重要です。春にも紫外線からの肌保護が必要です。

ー夏(Summer)ー
紫外線強度:SPF 30 – 50以上
特徴:夏は一般的に最も紫外線が強力な季節です。日差しは高く、日照時間が長いため、紫外線からの保護が特に重要です。高SPFの日焼け止めを使用し、帽子や長袖の服を着用することが勧められます。

ー秋(Autumn)ー
紫外線強度:SPF 15 – 30
特徴:秋は夏に比べて紫外線がやや弱まりますが、まだ十分な注意が必要です。秋の日差しは心地よく、紫外線対策を怠らないようにしましょう。

ー冬(Winter)ー
紫外線強度:SPF 15以下
特徴:冬は紫外線が最も弱い季節の一つです。日差しは低く、天気によっては曇りや雪の日が多いため、紫外線対策は夏や春に比べて緩和されます。ただし、雪や氷は紫外線を反射するため、冬山スポーツなどの屋外活動時には紫外線対策が必要です。

5.季節によって紫外線量が異なる理由

紫外線対策は一年中重要ですが、特に夏季には高いSPFの日焼け止め、サングラス、遮光帽、適切な服装を着用することが大切です。季節に合わせた対策をとり、肌を紫外線から守りましょう。
夏と冬の紫外線量にはいくつかの主要な違いがあります。以下にその違いを説明します。

ー太陽の高度ー
夏と冬の間に最も顕著な違いは、太陽の高度です。夏には太陽が高い位置にあり、直射日光が地表に降り注ぎます。これに対して、冬には太陽が低い位置にあり、光がより長い距離を通過するため、紫外線の強度が低くなります。このため、夏の方が紫外線がより強力です。

ー大気の透明度ー
夏には通常、大気がより透明であることが多いです。冬には、寒冷な気温が大気中の水蒸気を凝結させ、雲や霧を引き起こすことが多いため、紫外線が雲に吸収または散乱される可能性が高まります。これにより、夏の方が晴れた日が多く、紫外線がより多く地表に届く傾向があります。

ー緯度の影響ー
地球の緯度によっても夏と冬の紫外線量に違いがあります。赤道近くの地域では、一年中紫外線が強力ですが、高緯度の地域では冬になると紫外線が弱くなります。これは太陽の高度が高緯度の冬に低くなるためです。

ー地域による違いー
地域によっても紫外線量に違いがあります。例えば、高地や近海の地域では紫外線がより強力であることがあります。

したがって、夏と冬の紫外線量は地域や気象条件によって異なります。しかし、一般的には夏の方が紫外線が強力であり、紫外線対策が重要です。

6.美白ケア

美白ケアは肌のトーンを均一にし、シミやくすみを軽減するためのスキンケアやトリートメントの方法です。以下は、美白ケアの一般的な方法や種類のいくつかです。

①日焼け止めの使用
紫外線から肌を守り、シミや肌のダメージを予防するために、広範なスペクトルの日焼け止めを毎日使用します。

②ビタミンCセラム
ビタミンCは肌のトーンを均一にし、シミやくすみの原因となるメラニン色素を還元するほか、抗酸化作用によって活性酸素を除去する働きがあります。

③ナイアシンアミド(ビタミンB3)製品
肉や魚、豆に含まれるビタミンB3の一種。肌荒れ改善やバリア機能をサポートし、シミ美白効果としても近年注目されています。

④ハイドロキノンクリーム
「肌の漂白剤」とよばれる通り、シミを作るメラニンの産生を防ぐほかメラニンを発生させる細胞を減少させる効果があります。医師の指示のもと皮膚科での処方をお勧めします。

⑤美白専用のスキンケア製品
美白成分(例:アルブチン・ビタミンC誘導体・ハイドロキノン・コウジ酸・トラネキサム酸・プラセンタ・レチノール )が含まれた専用の美白スキンケア製品を使用します。

⑥適切な保湿
乾燥した肌はくすみの原因となりますので、保湿を怠らないようにしましょう。

⑦健康的な生活習慣
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理など、健康的な生活習慣も美白に寄与します。

美白ケアは時間がかかることがあるため、継続的なケアと日常的な紫外線対策が大切です。また、肌質や感受性に合わせて適切な製品と方法を選びましょう。

7.当院でできるサポート

美容鍼は、伝統的な東洋医学の一部であり、小さな針を特定の皮膚領域に刺すことで、肌の健康と美容を向上させることを目的とした治療法です。以下は、美容鍼が美白効果にどのように寄与できるかを説明します。

* 皮膚の血行促進: 美容鍼によって皮膚に微細な針が刺されることで、血行が促進されます。良好な血行は皮膚の代謝を向上させ、栄養素の供給を増加させるため、肌の明るさを向上させ、くすみを軽減するのに役立ちます。

* コラーゲン刺激: 美容鍼がコラーゲン産生を促進する可能性があります。コラーゲンは皮膚の弾力性とハリを維持し、シミやしわの改善に寄与します。

美容鍼の効果は個人によって異なり、治療の結果はセッションの回数や施術者の技術にも影響を受けます。美白効果を得るために美容鍼を試す場合、経験豊富な専門家に相談し、個人に合った計画を立てることが重要です。

↓当院の臨床家による美容動画↓

【美容】今日から実践!シミを残さない紫外線対策

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