【急な痛みや怪我にお困りの方へ】
原因は不明であるが朝から痛む・・・
痛みが続いていて家事ができない・・・
運動後に徐々に痛みが強くなってくる・・・
などの症状にお困りの方、ご安心ください!
急性処置
急な痛みは初期の対応を間違えなければ、必ず早期解決が可能であります。急性期の処置として代表的なのがPRICESと呼ばれるものです。
このPRICES処置は、 腫れ・炎症を抑える症状の慢性化・長期化を防ぎ、
早期の仕事復帰や競技復帰を目指すことを目的として行います。
PRICES処置は6つの処置から成り立っており、
- “P” 保護 (Protect)
- “R” 安静 (Rest)
- “I” 冷却 (Ice)
- “C” 圧迫 (Compression)
- “E” 挙上 (Elevation)
- “S” 安定・固定 (Stabilization/Support)
これらの頭文字を使ってPRICES処置と呼ばれています。
部位・症状にもよりますが、PRICES処置を15~20分くらい行い、40~60分程度時間を置いて再度PRICES処置を行います。受傷後24時間~72時間の間でどれだけこの処置が行えたかでその後の経過に大きく影響してきます。
以前までは”RICE”の4つが一般的でしたが、近年では”P”と”S”が追加され、この6つが基本になってきましたので、以下に説明を記載します。
“P” 保護(Protect)
ゲガをした場合は、まずは安全な場所へ移動する。
移動の際も十分注意を払いながら受傷部位の保護を行います。
スポーツの最中であればその場にいては危険です。
速やかにグラウンド・コートの外へ出て安全な場所へ移動しましょう。
また移動は十分に注意を払い、怪我を悪化させないように、
コルセットなどで固定するなどの工夫する事も重要です。
首の筋違いの場合は、プラスチック製コルセットにより、首の可動域を制限して悪化を防ぎます
“R” 安静(Rest)
まず安静に楽な体勢になる
仕事や運動をしている際に受傷した場合、即刻動作を中止し安静にして下さい。
損傷部位に負荷のかからない体位になって下さい。
怪我した部位とは関係ない部位であっても体内の循環は良くなってしまいます。
動きたい気持ちは抑え、とにかく安静にし動かないようにしましょう。
ギックリ腰には安静や腰に負担がかからない姿勢や動作を指導します
“I” 冷却(Ice)
内出血を起こしているので、血流を減少させる為に冷やします。
患部の代謝を低下させる事で炎症を抑える事も出来ます。
血管は温まると拡張してしまうので、動いてしまうと血流は増加します。
患部をアイシングし、血管を収縮させて血流を減少させましょう。
アイシングには氷やジェル状のパックなどを用います。
冷水を入れたバケツを用いるのもOKです。
ただし、患部をしっかり冷やすという観点から考えると、冷湿布やコールドスプレーなどはあまりオススメ出来ません。
アイシングは15~20分を目安にし、凍傷のリスクを避けるため30分以上は行わないようにしましょう。感覚が麻痺した場合は一度アイシングをストップして下さい。
15~20分行った後または感覚が麻痺した後は、しばらく間を空けて再びアイシングを行い、これを繰り返します。急性期は24~48時間冷却させる必要があります。
アイシングを行ったとしても少しだけ行った程度だと、逆に血行が良くなり症状が悪化する恐れもあるのでしっかり行いましょう。
背中の痛みへの冷却法
0℃〜5℃がタンパク質変性が
発症しなく治癒が早まり理想です。
“C” 圧迫(Compression)
伸縮性のある包帯やテーピングなどを用いて患部を圧迫します。
圧迫し出血を減少させる事で内出血によって起こる血腫の形成を抑えます。
テーピングを使用する場合はアンダーラップやパットで患部を保護します。
圧迫する際は末梢から巻き始めるとうっ血を防ぐ事が出来ます。
必要以上の圧迫は循環不全を引き起こすので、圧迫後は末梢の血流の確認や痺れなどを確認しましょう。
足首の怪我に対して、二次的な腫れを防ぐために、テーピングなどで圧迫します。
“E” 挙上(Elevation)
患部が心臓よりも下にあると血流が良くなり内出血が進みます。
これを防ぐ為に患部をなるべく心臓よりも高い位置で保ちます。
受傷部位が上肢であれば三角巾や布・タオルなどで腕を吊って心臓より高く保ち、下肢であれば横になり椅子やクッションなどで持ち上げると楽な姿勢で保てます。
足首の怪我の挙上
かかとを自由にすることが
悪化を防ぎます
“S” 安定・固定(Stabilization/Support)
患部を固定し安定に保つ事は、筋肉が再生する初期段階においては効果的です。
また、骨折している場合には不可欠な要素です。
軟部組織の重度損傷の場合は、最長でも48時間の固定が痛みと腫張・炎症の抑制に有効とされています。
クッションやバッグなどを使って患部を支え、安定して楽な姿勢を作れるようにしましょう。必要に応じて下肢であれば松葉杖やギブスを、上肢であれば三角巾やタオルなどを用いて患部を動かさないようにします。
しかし、長期の固定は筋力低下や関節可動域の減少などが起こる可能性が高くなるので注意が必要です
炎症と痛みが消失してから、腰を支える骨盤付近の筋力を教育します
代表的な症例についての説明
足関節捻挫
主に内反捻挫と外反捻挫があります。
例えば、右足を挫くとすると外側(右)に向けて重心をかけたときに捻ってしまうのが内反捻挫です。逆に外反捻挫は、内側に重心をかけて捻ったときに起こります。捻挫の大半は内反強制によるものが多い傾向にあります。
好発部位として、内反捻挫の場合は前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯などの外側靭帯、二分靭帯などで、外反捻挫の場合は三角靭帯などがあげられます。
損傷は程度によって大きく3つに分類されます。
軽度損傷(1度)
捻挫の中で最も軽い状態で痛みがない場合も多く、あったとしても軽いものが多く通常歩行、軽い運動等にはそれほど影響はありません。そのため軽く見られがちで治療対策を施さず悪化させてしまうケースも多く見られます。
中度損傷(2度)
幹部の腫れが目に見えてわかります。関節の運動は可能ですが痛みを伴い、通常歩行に支障をきたします。
重度損傷(3度)
一目でわかるほど患部が腫れている状態です。激しい痛みがあり、歩行困難、間接運動不可などの症状があります。逆に通常では絶対に曲がらない関節の異常可動域が発生することもあり、その場合は亜脱臼や剥離骨折のどの危険性も考えられます。
1度捻挫と2度捻挫では、応急処置の基本と同様にPRICES処置をおこないます。
3度捻挫では、PRICES処置をおこない、さらに2~3週間の固定をする場合や、稀に不安定性の強いものには、手術をおこなうこともあります。
いずれの段階も初期の治療が最も重要となります。初期に適切な治療を行わないと後に、足首がゆるくなる、捻挫を繰り返す、体重をかけると痛むなどの後遺症が残りやすくなってしまいます。
肉離れ
肉離れとは、急激に筋肉が収縮したことにより筋肉の断裂や損傷を引き起こした状態です。筋肉の柔軟性の低下、筋力低下も原因の一因となります。
*部分断裂
完全に断裂はしていないが、圧痛と腫脹がみられる。筋収縮は可能ですが痛みが強くできない場合もあります。局所的にへこみを確認できる場合もあり、症状がきつい場合には筋肉断裂が発生している場合もあります。
*完全断裂
かなり重度の肉離れの状態で、筋肉自体の断裂が起きており筋膜の損傷が深く発生していると考えられます。この場合幹部の陥没が確認でき、自力歩行はほぼ不可。激しい痛みを伴います。重症度により、安静、湿布、ぬり薬、内服薬などの治療法が必要になります。
スポーツ競技に復帰される方は、ストレッチする時の痛みがとれて、健側と同じ通常のストレッチ感になるまでジャンプやダッシュは避ける、マッサージとストレッチは、治療にも予防にも大切です。
頸椎捻挫
交通事故などで起こるむちうちもこの部類です。
首の筋肉や関節、椎間板や神経の損傷を伴うケガです。
首の骨は頸椎といい、7つの骨が積み重なっています。
それぞれをつなげる椎間板が5つ、関節が16個あり、頸椎捻挫を起こしたときは痛めた部位だけでなく、それをかばって硬くなる場所がでてきます。
骨折や脱臼がなければ、受傷後2-4週間の安静の後は頚椎を動かすことが痛みの長期化の予防となります。安静期間はできるだけ短い方がよいでしょう。慢性期には安静や生活制限は行わず、ストレッチを中心とした体操をしっかり行うことが最良の治療となります。
脱臼
脱臼とはスポーツ外傷を受けやすい部活動が盛んな青年男性やスポーツ選手、肉体労働者に発生しやすい症状です。
骨と骨をつなぐ場所であればどこでも起こりうる症状で、主に肩・肘・指などに多く見られます。関節の靭帯を損傷する場合もあり、激しい痛みを伴う時もあります。明らかに脱臼だけとわかる場合は別ですが、脱臼だけでなく骨折や打撲、靭帯損傷等の症状を併発している場合もあるのでしっかりとした診察が必要です。
脱臼を整復すればとりあえずは普通に使えるようになりますが、その後も日常生活あるいはスポーツ活動において脱臼を繰り返し、そのために活動が制限されるようならば手術が必要です。手術ははがれた軟部組織を元の位置に縫いつける方法や、骨や腱で補強する方法などがあります。
スポーツ復帰には、関節や筋肉の運動などの運動療法(リハビリテーション)が大切ですが、術後約3ヵ月までは再脱臼をきたすような動作は日常生活でも避けることが大切です。
コンタクトスポーツへの復帰までには約6ヵ月が必要となる場合もあります。
骨折
骨折の種類には大きく7つありそれぞれ状態に違いがあります。
- 不全骨折…骨にひびが入っている状態
- 単純骨折…骨が折れただけで骨折部分が外気に触れない状態
- 複雑骨折…骨折部分の皮膚に傷ができて外気に触れている状態
- 疲労骨折…反復的な刺激が同じ箇所に掛かって起こる骨折
- 圧迫骨折…骨粗鬆症の方などに多くみられる
- 粉砕骨折…1つの骨が2つではなく複数に折れている状態
- 剥離骨折…骨がはがれかけた状態
なお、レントゲンを撮っても骨に異常がないのに痛みが1か月以上続く場合は、骨挫傷を疑います。骨挫傷は骨折とは違い、骨に小さな傷がつき炎症を起こしている状態でMRIをとらないとわかりません。
弊社職員はレントゲンやCT、MRIを読解可能です。また提携医療機関をご紹介も可能ですのでご安心くださいませ。
手根管症候群
特発性のものが多く、原因不明とされており、妊娠出産期や更年期の女性に多く見られるのが特徴です。また、骨折などのけが、仕事やスポーツでの手の使い過ぎ、透析をしている方などにも生じやすい傾向があります。腫瘍などのできもので手根管症候群になることもあります。
正中神経と呼ばれる神経が手首にある手根管というトンネル内で圧迫されている状態で、それに手関節の運動が加わって症状が発生します。
妊娠、出産期や更年期の女性に一番多いはっきりした原因もなく発症する特発性手根管症候群は、女性ホルモンが乱れることにより骨膜の腱鞘にむくみがみられるからではないかと考えられています。
初期には示指、中指がしびれ、痛みが出てきます。最終的には母指から環指の母指測に指のしびれが出てきます。手を振ったり、指を曲げ伸ばしすると症状が緩和します。症状が酷くなると手の強張り感や母指の付け根がやせてOKサインのようなきれいな丸が指で作れなくなります。また日常生活の中でも縫いものがしづらくなったり、細かいものがつまめないなどの支障をきたしてきます。
治療法としては、消炎鎮痛剤やビタミンB12などの飲み薬、塗布薬、運動や仕事の軽減、シーネ固定などの局所の安静、腱鞘炎を治めるための手根管内腱鞘内注射などの保存的療法が行われます。しかし、難治性のものや母指球筋のやせたもの、腫瘤のあるものなどの場合は手術が必要になります。手術は内視鏡を用いた鏡視下手根管開放術や小皮切による直視下手根管開放術が行われています。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
ドケルバン病とは、母指を広げると手首の部分に2つの腱が見えるかと思いますがその部分に生じる腱鞘炎です。
手首の母指側にある腱鞘とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で腱鞘の部分で腱の動きがスムーズにいかなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり動かしたりするとこの場所に強い痛みが生じます。
妊娠出産期や更年期の女性に多く生じます。手をよく使う仕事の人やスポーツをしている人にも多いのが特徴です。
母指の使い過ぎによる負荷のため、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷むことで狭窄が生じます。
①短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)
主に母指を伸ばす働きをする腱の一本です。
②長母指外転筋腱(ちょうぼしがいてんきんけん)
主に母指を広げる働きをする腱の一本です。
③腱鞘(けんしょう)
①と②の腱が通るトンネルです。
治療法としては、始めに局所の安静、シーネ固定、投薬、腱鞘内ステロイド注射などの保存的療法を行います。改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行い、隔壁の切除と橈骨神経浅枝の愛護的操作が求められます。
スポーツ外傷とスポーツ障害とは・・・
スポーツ外傷:スポーツ中の明らかな外力により受傷したケガのことです。
スポーツ外傷は純粋な外力によるものばかりではなく、自家筋力や自分自身の動作による損傷(非接触型損傷)も多いといわれています。代表的なものとしてジャンプや着地による膝や足の靭帯損傷・アキレス腱断裂・肉離れ、投球動作による上腕骨の投球骨折、ゴルフや野球のスイングによる肋骨骨折などがあげられます。
スポーツ障害:明らかな外傷の既往がなくスポーツを続けているなかで、繰り返す負荷により生じたケガのことです。
スポーツ障害の多くは同一の動作を繰り返すことによって特定部位に過負荷が加わって生じる、いわゆるオーバーユース(overuse)障害です。
小児期から成長期によくみられるスポーツ障害はオスグット病や野球肩、野球肘などその多くが骨端部に繰り返しの外力が加わることによって生じる骨端線の障害です。したがって、画像診断では骨端部の状態を詳細に確認することが大切です。特にスポーツ障害は下肢に多く、アキレス腱周囲炎や腸脛靭帯炎、膝蓋靭帯炎、足底腱膜炎、鵞足炎などがみられ、上肢ではテニス肘(上腕骨外側上顆炎)・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)、手指腱鞘炎などが代表的です。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれます。
一般的には、年齢とともに肘の腱が傷んで起こるもので、病態や原因については十分にはわかっていません。
主に手首を伸ばす長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋、指を伸ばす総指伸筋に関連しているといわれています。
物をつかんで持ち上げる動作やタオルを絞る動作をすると、肘の外側から前面にかけて痛みが出現します。多くの場合安静時に痛みはありません。
①長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
②短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
③総指伸筋:指を伸ばす働きをします。
治療法としては大きく2つです。
《保存療法》
・手首や指のストレッチをこまめに行う
・ スポーツや手をよく使う作業を控え、湿布や外用薬を使用する
・ 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射
・ テニス肘用のバンドの装着
《手術療法》
テニス用肘バンド、保存療法で効果がみられない場合は、手術療法を行うこともあります。
手術によって筋膜切開術、切除術、前進術、肘関節鏡視下手術などがあります。
SLAP損傷
肩関節のスポーツ障害のひとつ。関節唇の上腕二頭筋腱付着部が剥離あるいは断裂した状態で上方肩関節唇損傷ともいう。
肩関節は球関節に分類され、上腕骨の端の球状の部分が肩甲骨の凹みにはまり、広い可動域をもっています。ただし、上腕骨頭にくらべて肩甲骨関節窩は小さく浅いため、それを補うためのリング状の関節唇が関節窩の周囲に存在しており、SLAP損傷は肩関節の関節唇の損傷である。
いろいろな原因で発生しますが、野球では投球動作のコッキングで発生しやすいとされています。外傷にともなうケースでは、腕を伸ばした状態で手を衝いたり、格闘技で腕を引っ張られて損傷するなどの例が挙げられます。
治療法としては外傷直後などの場合、安静位を保つことで障害の悪化を防ぐことができます。必要に応じて肩関節を固定する装具を使用し、鎮痛薬等を服用して経過をみますが関節可動域の制限は改善しない場合は内視鏡下関節唇修復術に移行する場合もあります。
ある程度損傷した軟骨は自然に治癒することはないと考えられています。そのため症状が生活するうえで支障となる場合、手術を選択することとなります。野球選手などの場合、選手生命にかかわる障害となることが多いので手術となる方が多いです。
ベネット損傷
肩関節窩後下方に骨棘が形成されたもので、野球歴の長い選手に多く見られる損傷です。
投球動作により上腕三頭筋長頭や関節包に繰り返し力が加わった結果、上腕三頭筋長頭の起始部や関節窩後方に骨増殖がおこり、骨棘が発生すると考えられています。
投球時の肩後方の疼痛、脱力感、関節の内旋可動域の減少などが症状としてみられます。
治療法としては、痛みがあるときは安静が第一となりますので投球をいったん中止します。
場合によっては肘を吊り固定して安静を保ちます。
痛みが強い場合や熱感がある場合はアイシングを行います。炎症を早く抑えるのに超音波治療器や低周波治療器を使うのも効果的です。
痛みがあるうちは過度のストレッチは行わないようにします。
ベネット損傷は上腕三頭筋の使いすぎによって起こるため上腕三頭筋に負荷がかかりすぎないように周りの筋(棘下筋・小円筋)の筋力を強化していくことも大切です。
通常2~3ヶ月の保存療法で改善していきますが、3ヶ月経っても投球時に痛みが取れない場合や骨棘が大きくなり、神経などを圧迫して肩の機能障害が改善しない場合などは手術の適応となることもあります。
オスグット病
10~15歳の成長期の子供が、跳躍やボールを蹴るスポーツをしすぎると発生します。
頸骨結節と呼ばれる(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛みが出ます。
時には赤く腫れて、熱を持ちます。休んでいると痛みは落ちついてきますが、スポーツを始めると再び痛みが出やすいです。
大腿四頭筋を繰り返し使うことにより、頸骨結節をひっぱる力が強くなり成長過程の骨軟部が剥離することで痛みを生じます。
治療法としては、症状を強く誘発しない為に大腿四頭筋ノストレッチやアイスマッサージをこまめに行うことが重要となります。痛みが強い場合には内服や湿布等で処置をします。
成長期の一過性の病気なので、成長が終了すると多くの場合は自然と治癒へ向かいます。この時期の運動はなるべく控えることが大切です。
スポーツの怪我について
ランニングやジャンプを長時間繰り返し行うことによって膝に痛みが生じてくる状態です。痛みの程度によって重症度が異なります。
- 軽度…スポーツは可能であるが、スポーツ後痛む
- 中度…スポーツプレイには支障はないが、途中と後で痛む
- 重度…常に痛み、プレイに支障がでる。
- 最重度…腱や靭帯の損傷、断裂あり。
- 腱や靭帯が骨に停止するところでは筋肉の働きによるストレスが集中しやすく組織に小さな損傷が生じます⇒Ex…ジャンパー膝、鵞足炎
- 靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症を引き起こす場合⇒Ex…腸脛靭帯炎
- protect(プロテクト)・・・・・・・・頚椎カラーや腰椎ベルトにて固定
- rest(rest)・・・・・・・・・・・・・安静保持
- icing(アイシング)・・・・・・・・・72時間の医療的冷却
- compression(コンプレッション)・・・医療的圧迫で腫脹や浮腫防止
- elevation(エレベーション)・・・・・患部血流制限の挙上措置
- support(サポート)・・・・・・・・・協力筋の動作時の補助力増強
- 洗い物
- 洗濯干し
- 掃除機
- お子さんの抱っこ
- 荷物を持つ
- PC作業
- ピアノ演奏
- テニスレシーブ
- 野球投球
- など多くあります。
- ランニング
- ウォーキング
- ジャンプ
- 蹴る
- 階段
- かがみ
- 踏ん張り
- 外乱
- 静止立位
オーバートレーニングにもよって生じるため、使い過ぎ症候群とも呼ばれます。
スポーツ選手の側の問題としては、筋力不足、筋力のアンバランス、柔軟性不足、アライメント不良。
練習や環境の問題として、オーバーワーク、体力と技術に合わない練習、不適切な靴、硬すぎor柔らかすぎる練習場などがあげられます。
スポーツの前には十分なストレッチを行い、終了後にはアイシングを行うなど悪化させないケアをしっかりと続けることでスポーツプレイを継続していくことは可能です。
一般的に整形外科や整骨院や治療院での処置は・・・
上記でありますが、当チームでは姿勢や動作やフォームを分析することにより、その原因となる部分の修正をしっかり行います。
CASE1 手首の腱鞘炎
家事・仕事・楽器演奏・スポーツなどで、特に負担が生じるのが手首になります。
手首は体の中心から離れた位置にて使用することが多いです。その際に手首の位置が離れるほど、《モーメントアーム》が生じてしまい。筋肉や関節に負担がかかります。
動作時に身体から離れた位置で、手の操作を行うことで、肩、肘、手首の関節や筋肉には相当な負担が生じます。
それだけでなく巧緻性と言われる俊敏性も低下して疲労しやすくなります。
例えば・・・
など多くあります。
外傷・障害は必ず原因があります。あなたの動作分析を行い再発リスクを減らすことが可能です。原因となる動作分析には専門家の正しい知識が必要です。私たちチームはあなただけの対策をしっかり提案可能です。
CASE2 足首の痛み
足首は常に地面との衝撃を干渉する役割と、動く際のエネルギーを膝関節・股関節にスムーズに送る作用があります。バランスが悪いと捻ったり、歩行やランニングで痛みが出ます。理由はかかとが地面につく際に、足には最大600ニュートンの力が生じます。(600キロを1秒で1メートル押す力です)
さらに足首の関節の軌道軸は4方向ありますので、常に不安定でありながら、力を逃がしやすく、運動しやすくしています。一方痛みが出てしまう原因はそれらの自由度をコントロールできていないためです。
例えば・・・
など多くあります。
また足首はCKC(クローズドキネティックチェーン)という重力下で行われるすべての動作の起点です。それゆえに一度のケガが膝関節・股関節・腰・肩の痛みにまで、波及することが多いのが真実です。
当チームでは動作指導に合わせて、靴のインソール処方にて再発予防や、競技成績向上に貢献しております。インソールは日本トップレベルのDIMOCO理論取り入れております。
さらに日本に数台しかない、米国ノラクソン社の歩行分析システムがあります。皆さまが大きな怪我に遭われたさに、最高の解決策が行える設備がありますので、お気軽にご相談ください。
私たちチームの想い
「あの時にしっかりケアをしておけばよかった・・・と後悔はして欲しくない」
私たちは日々の臨床の中で再発に悩む方と多く接します。詳しく話をお聞きすると最初の治療やケアが思わしく、後遺症に悩んでいる方が非常に多いことを知っているからです。
私たちはプロとして高い知識と技術を提供可能です。まずは気軽にお話を聞かせください。